• Bibliobattle of the Year 2023

    受賞者一覧

  • - 優秀賞 -

    3件

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    OBPビブリオバトル

    【受賞理由】

    大阪ビジネスパークにある人気コワーキングスペース「OBPアカデミア」が実施し、誰もが参加可能なビブリオバトルである。2016年7月から開催を重ね、2023年7月には83回を数えている。毎月最終水曜日の19:30〜21:00に定期開催しており、COVID-19感染拡大防止の影響下においてもオンラインを活用し実施を続けた。長きにわたる継続的な開催で、地域のビジネスパーソンを中心に自宅と職場以外のもう一つの居場所「サードプレイス」を提供し続け、多くの人と本、人と人とを繋げてきた取り組みが高く評価された。

     

    【受賞者活動紹介】

    大阪ビジネスパークをフランチャイズするOBPビブリオバトルは毎月最終水曜日にOBPアカデミアにて開催しております。チャンプ本は同施設のライブラリーのビブリオバトルのコーナーにて面陳されます。

    2015年のOBPアカデミアの開業以来開催してきたビブリオバトルは80回を越えました。今後も市民に愛されるビブリオバトルをめざしてがんばります。

     

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    聖学院大学総合図書館

    【受賞理由】

    学生の読書推進に加えてアカデミックスキル(読む力・書く力・話す力・聴く力)育成を目的に教員・学生・図書館が連携してビブリオバトルの積極的な導入を進めている。2013年度から図書館での定期開催が開始した他、複数の学科でもビブリオバトルを扱った授業を行っている。また、高大接続の観点からは2016年度から高校生を対象によるワークショップ形式のビブリオバトルを実施しており、活動が大学外にも広がっている。大学内で組織連携をしながら、学内外の様々な人にインパクトを与える活動が高く評価された。

     

    【受賞者活動紹介】

    聖学院大学では、2013年から図書館のイベントや授業でビブリオバトルが行われるようになりました。学内でビブリオバトルの輪が広がってくると地域の方からも声をかけていただけるようになり、2016年に「高校生ビブリオバトル・ワークショップ」の開催がスタートし、2018年からは「図書館と県民のつどい埼玉」の中学生ビブリオバトルに職員が協力をさせていただくなど地域連携としてのビブリオバトルも始まりました。

    これまでの10年間の活動を評価していただき、このような栄誉ある賞をいただくことが出来たことをとても光栄に思っております。

    今後も学内外で広くビブリオバトルの普及活動を続けていければと思います。

     

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    阪大ビブリオバトル

    【大賞】

    【受賞理由】

    2017年に発足した大阪大学のビブリオバトルサークル。現在では大学内にとどまらず、オンラインでの全国大会等をきっかけにつながりのできた、各地の学生が集う場になっている。オンラインで月に1〜2回ビブリオバトルを開催している他、対面・オンラインの両方で他地域の主催団体との交流も積極的に実施し、さらに商店街での開催や高校への継続的な出前授業等を通し、草の根での普及にも取り組む。2022年には部内で「阪ビブ出版部」を立ち上げ、文学フリマ東京35で初の部誌『阪大ビブリオ』を刊行・頒布するなど、エネルギッシュでユニークな取り組みが高く評価された。

     

    【受賞者活動紹介】

    阪大ビブリオバトルは2017年に発足したビブリオバトルサークルで、現在は大阪大学に限らず全国の大学生が集う団体となっています。普段は月に数回オンラインでビブリオバトルを開催しており、個性豊かな選書と、本に負けないくらいユニークな部員が集う唯一無二の場となっております。最近では、「阪堺電車ビブリオバトル」の主宰や、高校での出前授業の実施など、対面開催にも力を入れています。今回の優秀賞受賞を祝して、前回好評を博した部誌『阪大ビブリオ創刊号』を復刊&『阪大ビブリオ第2号』を文学フリマ東京37にて頒布いたします。是非ご一読ください。これからも「レベルは高く、意識は低く」をモットーに邁進して参ります!

     

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  • - 特別賞 -

    10 件

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    時事ビブTV

    【特別賞名】メディア発信賞

     

    時事ビブTVは、時事問題を扱うオンラインTV番組「デモクラTV」、「図書館と地域をむすぶ協議会 (とんち協)」、ユニークなビブリオバトルを主催する「本くらう堂」が手を結んだ、オンライン番組である。『デモクラTV 本会議』で放送された時事問題の中から、1つの項目を選び、それをテーマとしてビブリオバトルを実施するという番組構成で、それぞれの団体の持ち味を生かした高い企画力・発信力と、継続的な活動が評価された。

     

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    大佛次郎記念館

    【特別賞名】文学空間ビブリオ賞

     

    大佛次郎記念館は、大佛次郎作品の舞台となった横浜港近くにある文学館。赤れんが・青いステンドグラス・白い大理石が特徴の洋風建築で、作品世界を感じられる文学館ならではの体験を提供することを目的に「ビブリオバトルシリーズ」と題してビブリオバトルを開催している。横浜市中区の小・中学校にてビブリオバトルを知ってもらうためのアウトリーチ活動を実施するほか、記念館でも年2回程度のビブリオバトルイベントを定期開催している。こうした積極的な活動のほか、回によってはリハーサル時間を設けるなど、初心者が安心して臨めるように工夫されているところが評価された。

     

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    格闘系司書(高倉暁大)

    【特別賞名】「図書館×ゲーム」推進賞

     

    九州の図書館・学校においてゲームに関連した企画を行う中で、ビブリオバトルを活用している。児童書・絵本について語り合う「児童書ビブリオバトル」、ゲーム関連の本を語り合う「デジタルゲーム関連本ビブリオバトル」など独自の切り口で多様な活動を行っている。学校向けには、司書向けのビブリオバトル研修や、高校生向けのビブリオバトル体験会も実施している。ビブリオバトルを活用しながら、「図書館×ゲーム」の可能性を広げる取り組みが評価された。

     

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    アメコミビブリオバトル

    【特別賞名】ユニークテーマ賞

     

    アメコミ大好きビブリオバトラー「アメージング太郎」とアメコミ初心者ビブリオバトラー「MAIKO」が、2019年から不定期開催を行い、「アメコミ」をテーマにしたビブリオバトルを行っている。参加しやすい環境づくりのため、ビブリオバトル・アメコミ初心者や、アメコミビブリオバトルをきっかけにアメコミ熱が再燃する人など多くの人々の交流の場となっている。近年はオンラインも活用し、アメコミ愛・ビブリオバトル愛を広めていることが評価された。

     

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    尼崎市立中央図書館

    【特別賞名】尼崎城再建貢献賞

     

    尼崎城再建に先立って開催された「城下町フェスティバル」の一環として、2017年から「城」をテーマにビブリオバトルを初開催してから、尼崎市中央図書館が中心となって定期開催を続けている。優勝者になった「城主」は、尼崎城主が実際に身に着けたとされる兜の史料をもとに司書が再現した手作り兜をつけて尼崎城を背景に記念撮影ができる。イベントの様子は動画共有サイトで配信されている。参加者を楽しませる工夫を考案して地域を盛り上げる活動が評価された。

     

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    新書読書会「連鎖堂」

    【特別賞名】ビブリオバトル×読書会コラボ賞

     

    奇数月にはビブリオバトルを、偶数月にはビブリオバトルのチャンプ本を課題本に読書会を行うというユニークな取り組みが特徴。扱う本の種類は、書籍の入手のしやすさや専門性がなくても気軽に読めることなどを理由に各社の新書レーベル限定に絞っている。ビブリオバトルの際には毎回テーマを設けており、学問的なものから時事的なもの以外にも幅広く設定しているため、参加者は会社員を中心に多様な年代が集まる。本来ビブリオバトルがもつ「チャンプ本」を選ぶ理由を活かし、ビブリオバトルだけではなく読書会として派生している点、参加者目線に立ったイベント展開が評価された。

     

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    本の町きりゅう大作戦

    【特別賞名】桐生市読書活動貢献賞

     

    「本で桐生を盛り上げよう!」をスローガンに、群馬県桐生市でビブリオバトル、まちなか本箱、一箱古本市、トークイベントなど、本に関するイベントを開催している。2018年から、桐生市の商店や古民家、カフェなどで継続的にビブリオバトルを開催しており、その様子はインスタグラムで発信されている。ビブリオバトルをはじめ、一連の本に関するイベントを通して、地域のさまざまな年齢・性別の人びとの交流を促している。本に関する市民のための交流活動の開催が評価された。

     

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    ノキシタビブリオ

    【特別賞名】ユニバーサル賞

     

    2019年から、仙台市の赤ちゃんからご高齢の方、障害の有無に関わらず誰でも集まれる交流施設「ノキシタ」でビブリオバトルを開催している。オンラインとのハイブリッド開催や歌詞ビブリオバトル・夢ビブリオバトルなど様々な企画を立て開催している。

    また全国大会の予選会の運営も積極的に行ない、地元から全国へビブリオバトラーを輩出している。若い主催者たちがいろいろな企画や運営を楽しみながらチャレンジしている様子が評価された。

     

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    鹿児島市立図書館

    【特別賞名】ビギナーフレンドリー賞

     

    2019年頃から継続して、独自の中学生・高校生・全年齢のビブリオバトル大会、また年3回ほど「はじめてのビブリオバトル」体験会を開催している。

    初めてビブリオバトルを体験した人が、図書館でのビブリオバトルに参加し継続して体験できるようになっている。幅広い年代の交流や、学校へのビブリオバトル講座、学生同士の司会進行で大会運営など楽しいビブリオバトルのきっかけづくりを積極的に行っていることが評価された。

     

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    山口 みゆき

    【特別賞名】ビブリオバトルの輪をつなぐグッズ賞

     

    ビブリオバトルの発表時に発表本を入れておくための布製の袋・通称「ビブリオ袋」を考案。自ら作成し、普及している。ゲームの中で、発表本を出すタイミングなどは人によってちがうが、「ここだ!」と思うときに本を見せることで、ゲームの楽しさにも貢献している。布袋であることで本の取り出しもスムーズで、かつ大切な発表本を持ち歩く際の保護的な役割も果たす。考案者がさまざまなビブリオバトルに参加していたことで、多くのビブリオバトラーがそれを利用・活用。バトラー同士のコミュニケ―ションに一役をかっている点も評価された。今年、「ビブリオバトル ガイドブック ルール改訂版」に掲載されるなど、関東地区以外にもその価値が認められ受賞に至った。

  • - 新人賞 -

    5 件

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    山内 勝弘

    2021年から広島大学の英語授業でミニ・ビブリオバトルを開催している。授業の中では毎年100名前後を対象に、日本語で1回、英語で2回とミニ・ビブリオバトルを繰り返し実施することで、教育効果の向上を図っている。また、英語でのミニ・ビブリオバトルについて学会や論文で発表を行い、その意義について広く国内外に向け唱えている。授業での実践と学術的な発信を通し、ビブリオバトルを世界中に広めるきっかけとなり得る取り組みが評価された。

     

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    堀内 八衣乃

    高校時代からビブリオバトルに携わり、大学生であった2020年には大学ビブリオバトル・オンライン大会2020にてグランドチャンプ本を獲得した。またオンライン大会でつながった全国各地の大学生が京都に集う企画「若者ビブリオバトル」では、運営の中心的役割を担った。関西内外の多くのビブリオバトルに参加する他、様々なイベント出演、高校での出張授業等を通して、ビブリオバトルの魅力を発信している。フットワークの軽さや人柄を通し、多くの人を巻き込み続けている点が評価された。

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    大西 美優

    阪大ビブリオバトルの新部長に就任。阪大ビブリオバトルではビブリオバトルを月一回程度オンラインで開催。また、「水野ゼミ」や「長崎もいもい」との交流会も行っている。なお、2023年度は阪大ビブリオバトルの部誌制作を提案実行し、文学フリマで販売した。高校生の頃からビブリオバトルを楽しんで続けており、経験を踏まえた企画力があり、幅広い開催形態でバトラー同士の交流を深め、多様な媒体でビブリオバトルの面白さを普及することに努めている点などが高く評価された。

     

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    小林 捺哉

    帝京大学在学時から、読書推進活動を行う学生団体である「共読サポーターズ」に所属。バトラーとして、2021年全国大学オンラインビブリオバトル優秀賞、ビブリオバトル全国大会 in いこま第8回チャンプ本を獲得した。その他、ビブリオバトルの開催運営や、交流会として、静岡原沼津市の小学校・高校、和歌山県の高校生や府中市立若松小学校の教員とのビブリオバトルを行っている。また、ゲストスピーカーとして各地に招聘されるなど、ビブリオバトルの実践者、普及者として活動している点が評価された。

     

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    カモシダせぶん(鴨志田道秋)

    「書店員芸人」として活動しており、YouTubeやブログでおすすめ本を紹介している。2022年度は全国高校ビブリオバトル、全国大学ビブリオバトルの決勝戦などで司会者を務め、ビブリオバトルを大いに盛り上げた。また、2022年8月までに4年間、お笑い劇場・イベントスペースである秋葉原ZERO-Gで月に一度、「読者たちの集い」でビブリオバトルや読書に関する話題をライブ発信し、Youtudeで公開していた。 お笑いとビブリオバトルという、分野を超えた普及活動が評価された。

     

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